どーも、むっくん(@mukkun_life)です。
はじめに
皆さん、いきなりですがこちらの動画をご覧ください。
こんなペースで読めるようになるかもしれない、瞬読という速読術について書かれた本を紹介します。
山中 恵美子さんの書いた『1冊3分で読めて、99%忘れない読書術 瞬読』という1冊です。
瞬読とは
瞬読は、あらゆる人の「脳の潜在能力」を引き出す、最強の“脳力”開発メソッドです。“右脳”の潜在脳力を引き出し、「記憶力」や「問題処理能力」の向上をはじめ、「直感力」、「創造力」などを高め、教育分野にとどまらず、スポーツ、ビジネスや認知予防など、様々な場面で大きな力を発揮します。
◆子どもから年配の方まで、誰でも出来る!
◆短時間の訓練で、驚きのスピードで!
◆従来の速読に挫折した人でも大丈夫!
◆ただ速く読めるだけではなく、身になる読書ができる!
◆読書以外の能力もアップする!
引用元: 瞬読とは
【書評】石井真著『日本一の速読教室』を楽読の名物卒業生が読んでみた。
【書評】『速読トレーニングで磨く スポーツの判断力』 石井真著
で紹介させていただいた楽読と似た脳を鍛えた副産物で読書スピードが上がるタイプの速読術のようですね。
※むっくんはこの『1冊3分で読めて、99%忘れない読書術 瞬読』は読んだものの、瞬読の教室は未体験です。それを前提にこの書評を読んでいただけたら幸いです。
ひとこと感想
脳トレにはなるけどこれで、文章が速く読めるようになるの?!速読術の本というよりも右脳のトレーニングの本に感じた1冊。
評価
☆☆
この本の内容
速読の本当の目的を考えたことはありますか?
1冊を1分以内に読むとか、もちろんそんな能力を身に浸けられればそれに越したことはありません。
実際に、本書のトレーニングを積めば、それも夢ではなく、
分速38万文字(500ページ以上)を読めた人もいます。しかし、です。
確かにスピードは大事ですが、
もっと大事なのは、短時間でその本の内容を自分のモノにすることです(ビジネス書、生活実用書などでは特に)。
本書が提唱する速読の方法「瞬読」は、そこを徹底的に追求したものです。「瞬読」を行うことで、1冊3分程度で読み終わって、
すぐに要約をスラスラと口にしたり、書き出すことができるようになるのです!
まさに、本の内容が自分の血となり肉になっているわけです。もう1つこだわったのが、誰でも実践できて、挫折しない方法だということ。
「瞬読」は、眼球を早く動かしたりしません。
つまり、視力が弱かったリ、高齢の方でも、難なく実践できます。また、複雑であったり、テクニックが問われたりする方法でもありません。
世の中に出回っている速読法には、このようなものがかなりありまして、挫折している人も多いと聞きます。
でも、瞬読は簡単ですから、別の速読法で雑制した方が多くいらっしゃる、最後の駆け込み寺のようになっています。
そして、そんな挫折した方でも、速く読めるように実際になっているのです。引用元: Amazon内容紹介
感想
瞬読は
【書評】『速読トレーニングで磨く スポーツの判断力』 石井真著
や
【書評】石井真著『日本一の速読教室』を楽読の名物卒業生が読んでみた。
で書いた楽読と似たタイプの脳を活性化させた副産物として読書速度が速くなるタイプの速読術のようですね。
本書によると瞬読のステップには
1変換力を鍛える
2イメージ力を鍛える
3本を右脳読み
4本の内容をアウトプット
・・・となっているのですが、3、4についての説明がほとんどない。
これは速読本として大きなマイナスだと思います。明確には書いていませんが、筆者の主催する瞬読の教室への誘導を暗にしているんじゃないかと感じました。
とはいえ、1変換力を鍛える、2イメージ力を鍛えるという点については比較的参考になることがありましたし、具体例が豊富なので脳のアンチエイジング(若返り)のためのトレーニングとしてはとてもいいのではないかと感じています。
(1、2の具体例を減らして、もうちょっと具体的な読み方やトレーニング方法について書いてほしかったなぁ・・・。)
おわりに
【書評】石井真著『日本一の速読教室』を楽読の名物卒業生が読んでみた。
でも書いた楽読と比較すると、1冊で速読トレーニングができて、多くの受講生の経験に裏打ちされているのが楽読であり、科学的根拠に基づいて説得力があり、これから伸びてきそうな速読術が瞬読のように感じました。(本文中にも参考になるデータの引用が多いのは嬉しいですね。)
(繰り返しになりますが、むっくんは楽読は日本一有名な受講生になるほど通いましたが、瞬読については本書と瞬読のホームページを読んだ印象のみの比較になっている点はご了承ください。)
楽読も瞬読も従来の目を速く動かすタイプの速読とは異なり、脳を活性化させた副産物で読書スピードが速くなるという新たなタイプの速読術ですので、共に今後伸びていきそうな速読術だと感じています。
ぜひ気になった方は本書や速読トレーニングで磨く スポーツの判断力を手に速読教室の扉を叩いてみませんか??
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