どーも、むっくん(@mukkun_life)です。
今日紹介する本はこちら
吉岡友治著 『超解文章が面白いほど書ける本』です。
30分ほどで読んだのですが、結論は
どんな読者を想定しているねん!
これに尽きます。
そもそもなぜ読もうと思ったのか
僕、むっくんは大学・大学院で日本語学を専攻しており、ものすごく日本語の文法に興味があったので手に取りました。
学生時代から含めると数十冊以上の文章術の本を読んでいると思っています。
当初は国語の教師になりたいとの思いがあり、作文教育に力を入れたいと思ってのことでした。
ところが体調を崩していたこともあり、教師になる夢も挫折し、さらにはブログをはじめとした「書くこと」から距離を置いていたので、その最新の文章術を知りたい、と思い手に取りました。
筆者はどんな人?
紹介させていただく『超解文章が面白いほど書ける本』の著者吉岡友治さんは本書によりますと、
カリスマ文章指導者
だそうです。
小論文系の著作が多い方ですね。
本書の特徴
3-1図解が多いのにもかかわらず読みにくい
一般的なビジネス書などでは図解や要点のまとめなどは次のページに書かれていることが多いので、違和感を覚えました。ページ上部の余白が少ないので文字が詰まって感じられたからかもしれません。
3-2読者の対象が分かりにくい。
また、内容もキャッチコピーで書かせていただいたようにどのような方を読者として想定しているかが見えてこなかったです。
特に、はじめにはこう始まります。
この本では、自分の考えを明確に伝えるための技術を伝授します。
この一文からも、多くの人をターゲットにしようとしていることは理解することができたのですが、裏を返せば、あまり、ひとりひとりには響いていないんではないかと感じました。
「心の中で自分の思いをどんな人に伝えたい読者を想定してんねん」とツッコミながら読みました。笑
読んでみてどうだったか
なんやかんやと批判めいたことを書きましたが、結局は1時間足らずで完読したので文章を読ませる力は著者は持っているんだと思います。
こんな人に読んでほしい
著者の吉岡氏は小論文系の著作が多いこともあってどちらかというと紙媒体でお堅い文章を書く機会が多い人にオススメしたいです。
こんな人には向かない
逆にWeb系のブログやアフィリエイトなどの文章を書かれている方にはあまりオススメできない1冊です。
まとめ
文章も読みやすいものの、堅い言葉も多く、中上級向きの文章術のように感じた1冊でした。
個人的感想は5段階で☆☆でした。
ただ、書評を書きたいと思わせる程の1冊であったことは付け加えたいです。