どーも、むっくん@mukkun_life)です。

印南敦史著『プロ書評家が教える伝わる文章を書く技術』という本です。

約1時間で読了したのですが、タイトルで損をしているなというのが率直な感想でした。

そもそもなぜ読もうと思ったのか

前回の
【書評】『超解文章が面白いほど書ける本』吉岡友治著
というブログでも書かせていただいたのですが、大学時代国語教師を目指していたので文章術には元から興味を持っていました。

そして、本書の著者の印南敦史氏は毎週5本もの書評をインターネット上に掲載するというプロの書評家であり今後の書評を書いていくためにも必要なスキルを学ぶことができると思ったからです。

筆者はどんな人?

作家、書評家、ライター、編集者。最新刊は、「世界一やさしい読書習慣定着メソッド』(大和書房)。他にも、ベストセラーとなった「遅読家のための読書術」(ダイヤモンド社)など著作多数。「ライフハッカー[日本版]」「ニューズウィーク日本版」などに寄稿。あとDJもちょくちょくと(セラートとか使わずアナログに生きる)

また、

月に約20本の書評を書いている。

※本書が刊行された2014年11月現在。

など、たくさんの本を読み、書評を書かれている文筆業を主な生業にされている方です。

この本の特徴

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この本の長所

すごく易しい文体で具体的に「書くための技術」を高めてくれる1冊だと感じています。そして、文章の書き方だけではなく、月間約20本以上の書評を書くために、本を一日一冊以上読むための方法のアドバイスもしてくれる一冊です。その印南敦史さんの学び方を知ることができる非常にお得な一冊だと感じました。

この本の短所

著者のしょうもない自虐ツッコミが少々残念に感じる箇所もありますが、特に短所は見受けられなかったです。強いてあげるなら筆者が書いた書評もネット上で検索をすれば見ることができるものの1本ぐらいは具体例として本書に載せても良かったのではないかという点です。
また、主語と述語のつながりなど文法的な知識を求めて本書を手にとるとがっかりするかもしれません。

読んでみてどうだったのか

本文の引用をするポイントを選ぶ目利きが重要だというこという視点はなかったです。今日のブログでもほとんど引用をできていないので日々勉強してもっと、引用も活かしたより良い書評をかけるようになりたいと実感した1冊でした。

この本を読んでほしい人

WEB、紙問わず、文章を書く機会が多かったり、その機会を増やしたかったりする人。

この本が向かない人

主語と述語の関係など、いわゆる文法的な知識を求める人。

まとめ

文章術の本も大学生時代を含めても数十冊は読んだと思いますが、その中でも
☆☆☆☆以上の評価をしたい文章術の本の中でもかなり有益な一冊だと思っているので気になった方はぜひとも手に取ってみてください。