どーも、むっくん@mukkun_life)です。

はじめに

今回紹介させていただくのは横山光昭さん、朝倉真弓さんが書いて松浦はこさんが挿絵を担当した『手取り20万円 子育て家族の貯金の教科書』という本です。

ひとこと感想

義務教育で知りたかった内容。ただ、1ヶ月のお金の使い方の具体例で出てくるのが手取り30万円の世帯をモデルケースにしているってどーよ!?

評価

☆☆☆

あらすじ・目次

手取り20万円 子育て家族の貯金の教科書』とタイトルにあるように、
主人公は手取り収入が20万円、貯金も20万円の31歳のサラリーマン。
28歳の専業主婦の奥様、そして1歳のお子様がいる家庭の大黒柱です。
そして2人目の子供がほしいと思っているけど、莫大な教育費がかかるからどうしよう・・・。
と悩んでいるご主人が、家計再生コンサルタントである横山光昭さんに相談するというお話です。

続いて目次を引用します。

 子どもの将来はお金の《使い方》で変わる
【プロローグ】
 教育費1000万円のリアル
【第一章】
大学入学までに300万円を貯める方法
【第二章】
 学資保険はいらない
【第三章】
「ここぞ」で使う貯金と保険
【第四章】
 習い事のお金をムダにしない秘訣
【第五章】
お金に強い子どもの育て方
【エピローグ】
子育ては《老後》を見据えて
おわりに

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どんな人が書いたの

1人目は
はじめての人のための3000円投資生活』でおなじみの横山光昭さんです。

こんな本ですので書店などで1度はご覧になったことがある方も多いんじゃないでしょうか。
改めて自己紹介をご本人のツイッターより引用させていただきます。

家計再生コンサルタント・ファイナンシャルプランナー。(株)マイエフピー代表取締役社長。家計相談がメイン。執筆なども。代表作は『年収200万円からの貯金生活宣言』など著書74冊。おかげさまで累計218万部。家では1男5女の6人の子どもの父

続いて朝倉真弓さん

一般企業、出版社、編集プロダクションを経て、1999年にフリーランスライターとして独立。経営、起業、働き方などをテーマに、一般誌やビジネス誌、ウェブサイトなどで取材および執筆を手掛ける。
実用書やビジネス書の分野では企画やブックライティングを数多く務め、ストーリー仕立てのビジネス書(ビジネスストーリー)を得意とする。
2016年より「ストーリーライター」を名乗り、各界の専門家とコラボレーションをしてストーリー仕立ての実用書を制作するプロとして活動中。
FMヨコハマ、TOKYO MXテレビ、NHKなど、メディア出演多数。

過去にはこのような本も出版されています。

最後にイラスト担当の松浦はこさん

2月12日生まれ/水瓶座/A型
現在フリーで漫画やイラストを製作しています。
好きな食べ物:餅
最近美味しかった餅:群林堂の豆大福
食べ方がわからない餅:氷餅
おすすめの餅:素モッフル
近況:3DS版ドラクエ8すごくよかった

松浦さんのゆるさに思わず笑ってしまいましたが、たくさんの本を出版されている、漫画家さんです。現在はフリーのイラストレーターとしても活躍中です。共著ですが、こんな本も書かれているんですね。

この本の特徴

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いいところ

なんといってもわかりやすい。
ビジネス書のような書き方でもよかったのかもしれないのですが、
先ほど紹介した主人公のご主人と家計再生コンサルタントの横山光昭さんの対談形式をとることによって、
読者が疑問に思いそうなことを比較的指摘してくれてるのは非常にいいことだと思います。

この記事を執筆している2018年5月現在では、持病の影響などもあり、親の扶養に入っているので直接的にすぐ役立つ訳ではなかったのですが、「貯金は三角」「保険は四角」などといった話はとても興味深い視点でしたし、
老後資金の貯め方、や保険の選び方などなど、お金についても考える機会を与えてもらえて嬉しかったですし、今後収入が増えてきた際には本書の考え方が大いに役立つと感じています。

イマイチなところ

59~63ページで理想的な収入の使い方と具体的な金額の話があるのですが、とてもわかりやすいものの、この割合は手取り30万円を想定したものになっています。

あれ?
本書のターゲットは手取り20万円の子育て世代だったのでは・・・?

奥様が、子育てのために現在仕事を休んでいるから現在手取り20万円だけれども、子育てがひと段落したら奥様も働きたいという設定のようですが、突然、手取り30万円の月収運用の円グラフを出されても戸惑うばかり。
手取り20万円の世帯が、奥様が働きに出て、
「収入が上がって世帯収入が30万円になった場合にこういったことができるよ。」
というような比較であれば理解できるのですが、手取り20万円の収入の際の具体例の円グラフがない中で30万円の収入の話に飛んだのは本書のコンセプトからしても大きなマイナスをつけざるをえません。

本書を手に取る方の多くは算数や数学が苦手だったり、好きではない方が多いと思うので、その辺りはしっかりしてほしかったです。

また、入門書という観点からしましても、いつ時点の情報であり、制度が変わる可能性があるという点もどこかに記載していた方がよかったと思います。そして、「詳しいことは役場に相談や確認してください」というような表記が数回出てきますが、初心者向けであるからこそ、どの部署に問い合わせたらいいかや、政令指定都市などのいくつかの市町村の関連リンクなどを掲載してほしかったです。

読んでみてどうだったか

恥ずかしながら今まで全く考えたことがなかったのですが、月収30万円手にすることができたらどのような暮らしができるかがなんとなく想像することができたし、今後入るであろう保険の選び方についても参考になって読んでよかったです。

この本を読んでほしい人

どなたにもおすすめできますが、特に子育て世代の方やあまりお金について考えたことのない人たち

おすすめできない人

ストーリー形式で読むビジネス書や教養書が苦手な方

まとめ

今回このようなツイートを偶然発見し、応募させていただいたことがきっかけで、この『手取り20万円 子育て家族の貯金の教科書』という本に出会うことができました。

今回ツイートをされた、さわ@書籍編集@SawaYuichiroもたくさんの方に読んでほしいとおっしゃっていたし、辛口の意見も歓迎といってくださったので少し辛口な書評になりました。

この『手取り20万円 子育て家族の貯金の教科書』という本が、あなたの人生を変えるきっかけとなるように祈りつつ筆をおきます。

最後までお読みくださりありがとうございます。

むっくんでした。

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