どーも、むっくん@mukkun_life)です。

はじめに

今回、むっくんが以前スクールに通っていた楽読という速読スクールのインストラクターの石井真 さんが2作目の本を出版されたとのことで読んでみました。

今回のタイトルは速読トレーニングで磨く スポーツの判断力という作品です。

前著の日本一の速読教室と合わせて読みたい1冊です。

関連記事:【書評】石井真著『日本一の速読教室』を楽読の名物卒業生が読んでみた。

2020年4月11日追記:自宅待機でも出来るお家での楽読レッスンとのことで、2020年の5月6日までは楽読の原理が分かる体験動画を無料公開しているそうです。

興味をお持ちの方は
こちらのサイト

から登録してみてください。

ひとこと感想

本書が速読トレーニングの全てと思うのは危険!!
とはいえ、楽読の理論ならびに楽読式の速読術がなぜスポーツに効果があるのかはわかりやすい1冊。

評価

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☆☆☆

本書の内容

野球、卓球、テニス、バドミントン、サッカー、バスケ……
あらゆるスポーツで結果を出せる!

「目」と「脳」を鍛えることがスポーツ上達のカギ!
速読トレーニングを取り入れて、甲子園初出場!

・目をスムーズに動かす
・視野を広げる
・脳が目のスピードに対応する
・情報を素早く引き出す

「速読」とは、文章を速く読むこと。目が高速で多くの情報を捉え、脳がたくさんの情報を
処理できるようにするのが速読トレーニングと呼ばれるものです。

2018年夏、甲子園初出場を決めた高校が、「速読」トレーニングを取り入れていたことで話題になりました。
そして現在では、速読をトレーニングに取り入れたあらゆる競技の人たちが、結果を出しています。

身体を鍛えても、手足が勝手に動くわけではありません。その場の状況に応じた的確な判断ができなければ、
技術を生かすことはできません。

目を通して脳が情報を得て処理し、脳が判断して手足を動かしているのです。
そして、脳を効果的に楽しく鍛えることができるのが、この本で紹介する「速読」トレーニングなのです。

感想

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楽読って何??って人向け

本書が、読者のターゲットをどこに設定しているのかが非常にわかりにくい1冊であるというのが、楽読の卒業生の一人としての率直な感想でした。

と同時に、本書は速読=楽読が成り立っていないと成り立たないと思える箇所がいくつか散見されたからです。

一番大きいのは速読と楽読の違いについて一切書かれていないという点です。

ちなみに楽読と速読の違いを元受講生のむっくんが簡単に説明すると

先生先生

楽読は速読の流派の1つで、主に脳を活性化させてその副産物で本を速く読めるようになる方法。読書スピードを2〜7倍にすることが目標

ですので、速読について興味を持っている人がこの速読トレーニングで磨く スポーツの判断力を最初に読むと、

例えば、

むっくん(困)むっくん(困)

速読なのになぜコアチューニング?? 身体を整えることは必須なの??

みたいな疑問を抱く方が多いように感じました。

コアチューニング:固くなっているお腹の筋肉を緩める体操
詳しくは本書に加えてやせる! 体幹チューニングをご覧ください。

速読=楽読という前提で書かれている点は、大きなマイナス評価をつけざるを得ません。もっと他の速読術の方法もあるので速読と楽読の違いは触れるべきだったな・・・。と。

とはいえ、楽読式の速読トレーニングの方法やトレーニングに用いる文章は載っているので、本書の方法を用いても読書スピードは上がるかな??

と感じています。

楽読式の速読術では


・目をスムーズに動かす
・視野を広げる
・脳が目のスピードに対応する
・情報を素早く引き出す

という能力が身につくのでその副産物でスポーツの能力も向上するという仕組みです。

少しモヤモヤが残りましたけど、甲子園に出場した高校球児が楽読式の速読術を取り入れて、実際に試合に勝ったというのはとても大きいことですよね。

楽読受講生・卒業生

一方、楽読の受講生が読むと、

むっくんむっくん

今までやってきたトレーニングがスポーツや実生活でこんな風に応用できるのか!!

というような新たな発見や気づきがあると思います。

本書では、スポーツという視点では野球、サッカー、弓道、テニス、卓球の事例が紹介されています。

また、楽読のトレーニングに込められた意図がわかるので教室でのモチベーションが上がり、文字数が伸びるというような結果ももたらすかもしれませんね。

もちろん、トレーニング用の文章もなっているのでまたスクールに通う頻度が空いてしまった時などに楽読の自習にも使えますね。

おわりに

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ここまで、読む人の立場によって、感想が大きく変わる本も珍しいのではないでしょうか??

楽読のそれぞれのトレーニングに込められた想いを再認識することができて、特にスポーツへの応用が効くというのは驚きもありつつ、素敵なことですよね。

実際に某プロ野球選手が楽読の体験に来たという話も聞いたことがありますし。

また、速読とスポーツといえば呉真由美さんのスポーツ速読完全マスターBOOK (DVD付き)が有名でしたが、こちらでは野球を元にした話が多かった(と記憶している)ので、サッカーやテニス、卓球、そして元剣道部員のむっくんとしても弓道の事例を知ることができたのはとても興味深かったです。

そして、速読を知らない人には本書が速読の全てではないけど、本書をきっかけに速読ーー特に楽読ーーに興味を持つ人が1人でも増えたら嬉しいという想いを持ちつつ筆を置きたいと思います。

関連記事:【書評】石井真著『日本一の速読教室』を楽読の名物卒業生が読んでみた。

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関連記事:書評ブロガー必見、本の感想で交流する「本が好き」というサイトを知っていますか?

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2020年4月11日追記:自宅待機でも出来るお家での楽読レッスンとのことで、2020年の5月6日までは楽読の原理が分かる体験動画を無料公開しているそうです。

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最後までお読みくださりありがとうございます。むっくん@mukkun_lifeでした。